みなさまは普段の生活の中でお体の不調や痛みが出た経験はございますか?
痛みや不調を感じたら、どのような対処をされますか?
一般的に思いつくものだと、温めたり、冷やしたり、ストレッチ、横になる、
整体やもみほぐしなどのリラクゼーションマッサージなどに通う。
こんなところではないでしょうか?
こういった対処で
『その時の症状を少し軽減させることが出来た』という事もあると思います。
しかし、
『その時は気持ち良かったけど、結局あまり楽にならなかった』
『その時は良かったけど、すぐに痛みが出てしまった』といった具合に
一時的に変化はあったけど、結果はあまり変化しなかった。
このような経験をされた方が多かったのではないでしょうか?
もみほぐしやマッサージで良くならないのはなぜか?
一般的なもみほぐしやマッサージ屋さんでは、
痛みや不調を感じている場所をあらかじめ伝えることができると思います。
その後、痛みや不調のある場所を中心とした施術を行なってくれると思います。
もみほぐし後は、痛みや不調が少し緩和されたような気がします。
しかし、少し時間が経つとまたすぐ元の状態に戻ってしまった。
このような経験はないでしょうか?
もっと簡潔にまとめると
なぜ、もみほぐしやマッサージを受けて楽になったのに、
またすぐ元の状態に戻ってしまったのでしょうか?
それは・・
『実際に痛みが出ている場所と、
痛みや不調の原因となっている場所が違ったから』です。
例えば、腰が痛いといったときに、単純に腰の筋肉が悪いだけでなく、
関連する、お尻・お腹周り・背中・下半身の筋肉が関係していたとします。
そのときに、腰の筋肉だけをどれだけマッサージをしたとしても
その他の状態に関連する筋肉をほぐすということをしなかった場合、
関連する筋肉はそのままの状態ですので、
すぐに悪い状態に引き戻そうとしてしまいます。
これは筋肉だけに限ったことでなく、
日頃の姿勢や骨盤の状態(歪みやズレ)も深く関わり同じことが言えます。
さらに言えば、関連する筋肉をほぐす、骨盤や姿勢の調整だけではなく、
日常生活で使用する(負担がかかる)と言うことになると、
関連する筋肉や関節との『連動』も必要となります。
少なくとも、腰痛の根本的な解決を目的とした施術
と言うと最低限ここまで出来ていないと、充分とは言えません。
マッサージを行うことで悪化する可能性
少し過剰な表現になりましたが、
マッサージは体の表面の皮膚や表面的な筋肉へのアプローチが主になります。
体に対して、直接手を使い、(さする・もむ・おす)ことで皮膚や筋肉に刺激を
与えリンパや血液の流れ、代謝などをよくして
痛みや不調を一時的に楽にすることを目的としています。
もちろんこの過程で症状の軽減が期待できる一方で、上記で説明したように、
関連する腰以外へのアプローチが難しく効果が得られないこともあります。
また、問題のある場所に必要以上の刺激や圧を入れてしまうと、
より筋肉が緊張してしまう、筋繊維やリンパ・毛細血管などを損傷してしまうなど
痛みや不調がさらに強くなってしまうこともあります。
『マッサージは痛ければ痛いほど聞いている』というのは誤解です。
痛みを強く感じるほど強い力でマッサージを続けると、
上記で伝えた通り、筋繊維・リンパ・毛細血管などを痛めて、
炎症を起こすこともあります。
この痛めて出る症状を一般的に『もみ返し』と言われています。
不調や問題を解決するためには
マッサージやもみほぐしも
全く不調や痛みを解決できないと言うわけではありませんが、
ほとんどがその場しのぎで『一時的に症状を軽減させている』という状態です。
慰安や疲れを取りたいということを目的とするのであれば、
利用することをお勧めしますが、
痛みなどの不調を根本的な問題から解決すると言う点で考えると
単純なもみほぐしやマッサージでは難しいと考えます。
整骨院や整体院選びでも参考にしていただきたいのですが、
根本的な問題から解決したいと考えるのであれば、
少なくとも『筋肉の問題・姿勢、骨盤の問題・動きの連動』の3つを
丁寧に確認し、施術してくれるところをオススメします!
安易に、単に刺激の強いマッサージを受ける、全体的にマッサージを受けるなどの
施術のみでは、ひどい症状を解決することはできない。ということを
認識いただけると幸いです。
まとめ
見方によっては、マッサージ院はダメだと言ってるように見受けてしまう方が
おられたかもしれませんが、決してそういった意図で発信は行なっておりません。
お体の状態や状況は『多種多様』です。
マッサージやホミほぐしを受けたけど変わらなかった。
など、ほぐすだけでは解決していない方などを対象に、
違う施術計画の方向性もあると言うことを認知していただきたく、
一つのガイドラインになれば良いと思い発信してる内容になりますので、
ご理解いただけると助かります。