整体、マッサージ、整骨院に行かれた際に、
「ほぐした後に気だるくなったことはありますか？」
なんて質問をされたことはないでしょうか？
また、今までに体をほぐした後に
「けだるくなったり、眠気に襲われたりしたことはないでしょうか？？」
こういった症状を『好転反応』と言ったりします。

好転反応とは？

好転反応とは、『不調な状態から回復していく過程で一時的に体におこる反応』のことです。
もっとシンプルに言うと
『悪いところが、良くなる過程で体に出る症状』のことです。
では、いったいどんな症状が出るのでしょうか！？
現れる症状に個人差がありますが主に
体のけだるさ、眠気、疲労感、筋肉痛のような痛み、お通じが良くなる、
場合によっては発熱、尿の色が濃ゆくなる、めまい、喉が乾く、痛みの場所が変わる
※表面上現れていた悪い所がよくなると、次に悪くなっている所が出現したりします！
これは、人間の体は痛い所が多くなると、
その中で特に問題のある部分を認知する特性があるからです。
特に悪い部分が緩和（解決）すると、その次に問題のある部分を認知してしまうからです。
このように症状は、多岐に渡ります！
ここで注意していただきたい事があります。
それは、整骨院、整体院、マッサージ店で施術を受けた後に出る
全ての症状が好転反応というわけではありません！
力任せに刺激を入れ続けたり、激しく筋肉を揺らしたりする、強引な矯正をする、
この際に現れる痛みなどは、好転反応などではなく、組織の損傷を起こしてしまっている場合も
ございます。

なぜ好転反応は起きる？

一般的な好転反応の仕組みは次のように考えられています。
慢性的に凝り固まっている筋肉をほぐすことで、
溜まっていた老廃物や疲労物質が血液中に流れ出します。
一時的に疲労物資や老廃物が血液に乗り、
全身を駆け巡ることで、体のだるさ、眠気、疲労感、筋肉痛のような痛み
といった症状が現れる事があるのです。

好転反応は回復する上の過程であり、不調は一時的なものです、
個人差がありますが大体１〜２日、長くても３〜４日で落ち着きます。
４日以上続く場合は、好転反応ではない可能性があるため注意が必要です。
好転反応は、施術を受けた方の全てに起きるものではありません。
また、好転反応が起きた場合、現れる症状や期間にも個人差があります。

揉み返しとの違い

『マッサージを受けた後に揉み返しがきた』と耳にしたことはありませんか？
実は『もみ見返し』は好転反応とは似ていて異なるものです。
どちらも、筋肉に対して刺激（施術）を与えたあとに起こるのですが、
好転反応は回復する過程で現れる不調であり、
も見返しは筋繊維が損傷している状態です。
わかりやすくいえば、
・好転反応は『体が回復しているサイン』
・揉み返しは『筋肉が傷ついているサイン』ということです。
先ほども軽く説明しましたが、
強引な施術、力を入れすぎた施術、強くゆらす施術などの後に見られる事が多いです。

好転反応の症状が現れたら・・・

好転反応が起きた際には、安静にして休む事が大切です。
眠気が出た場合は、体の休息サインですので、体の要求に従い睡眠をとりましょう。
また、しっかりと水分補給を行ってください。
なぜ水分補給をするのかというと、
水分をしっかり摂取することによって血液の循環が良くなり、
老廃物や疲労物質の排泄が円滑に行われるからです。
水分補給の注意点として、
カフェインは老廃物の排出の妨げになるので、コーヒーや緑茶は控え
出来るだけお水やお茶（ノンカフェイン）にしましょう。
そして、しっかり休息を受け入れて体の回復を待ちましょう。

しもいとうづ整骨院では、
『辛い好転反応の症状が現れた』
『揉み返しとの見分けがつかない。』
などの症状にも、しっかり対応させていただいています。

そういったことでお困りの際には、お気軽にお問合わせくださいね！